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プロジェクトトーク-シニアライフ事業部

シニアライフ事業部

武安 美幸

シニアライフ事業部 営業責任者

2021年入社

PROJECT TALK

03

SENIOR LIFE DIVISION

高齢スタッフへのサポートから始まった事業

―― 修明の「シニアライフ事業部」の事業内容を教えてください。

武安 株式会社修明のシニアライフ事業部は、高齢者施設を探している方、お一人お一人に合った施設をマッチングしてご紹介する紹介業を主に行なっています。こうした紹介業は通常、専門の会社あるいは不動産業や司法書士の方が営むケースが一般的ですが、弊社のように警備業や学習塾を経営する会社が、一事業として高齢者施設の紹介業を行うのは、珍しいケースかもしれません。もともとは、警備で働く高齢スタッフのための支援サービスを広く世の中のお役に立てるのではないかということで立ち上がったのがシニアライフ事業なのです。

―― そういった経緯があるのですね。武安さんの入社の経緯と本事業での役割について聞かせてください。

武安 2021年に、新規事業を立ち上げるタイミングで入社しました。それ以前は接客業に携わっており、介護業界はまったく初めてでした。ただ、前職で身につけた接遇については、営業にも活かせると思っています。

―― 高齢者施設の紹介業務に従事するには、何か資格の取得が必要ですか? 

武安 事業を立ち上げる際に事業者登録は行いますが、このお仕事をするために必要な資格というのはありません。

―― 実際の業務では、ご高齢の方やそのご家族などから依頼を受けて、高齢者施設を紹介するということになるのでしょうか?

武安 そのようなケースもありますが、利用者様は担当のケアマネジャー(以下・ケアマネ)の方へ初めに相談するのが一般的です。そこからケアマネ様が施設を探しますが、実際にはケアマネ様は複数の利用者様を担当していて、なかなか一件一件施設を探している時間がありません。そこで、ケアマネ様から依頼を受けて、当社が条件に合った施設を探すわけです。

ゼロから2ヵ月で事業を立ち上げ

―― 依頼元であるケアマネ様と、紹介先の施設を運営している事業者様が取引先ということになるかと思いますが、取引先の開拓はどのように行なったのでしょうか?

武安 入社時は本当にゼロからの立ち上げでしたので、まず紹介先の施設を増やすところから始めました。具体的には、施設事業者様に業務提携の提案をします。何十社という会社に自社の売り込みをかけて提携契約をさせていただいて、ある程度紹介できる数の施設が揃ってから、「老人ホームを探してる方はいませんか?」というお話をケアマネ様にしていきました。

―― 立ち上げの準備期間はどれくらいだったのですか?

武安 準備期間は2ヵ月ちょっとしかありませんでした。最初は外部の専門家にノウハウを教えていただいていましたが、立ち上げ時に実際に動いていたのは自分ひとりでしたので、本当に手探りでした。

―― 同業他社でも、担当者が一人ということはあるのでしょうか?

武安 一人というところはあまり聞きません。でも、実は昨年3月から新しい方が入って二人体制になっています。ずっと一人でやってきたので心強いです。

―― 複数人の体制になって、業務に変化はありましたか?

武安 いえ、現段階では一人のときと大きくは変わってはいません。もちろん、事業全体の数字などに関しては私に責任がありますが、修明では日々の業務に関しては同僚も私も個々に任されています。個別のご相談については最初から最後まで一人で責任を持つことになるので、数字以外の仕事の部分に関しては、共に働く「同志」が増えたと思っています。

利用者様の施設が決まることが大きな達成感

―― 現段階で、シニアライフ事業部の業績はいかがですか?

武安 今年度に関しては目標を達成できている月もあれば、その反動で翌月下がるといったように波があります。私の中ではまだちょっと足りていないと思っています。

―― 仕事でやり甲斐を感じる瞬間はどんなときですか?

武安 すんなりいくに越したことはありませんが、やはり利用者様と施設がなかなかマッチしない場合もよくあります。利用者様にはさまざまな事情や希望があり、一方で施設事業者様側でも受け入れに関して条件や制限があります。そういったマッチしない部分をどうクリアしていくかといった課題に取り組んでいるとき、また問題が解決して無事に入居できたときは、本当に達成感を感じます。

―― 新規事業立ち上げの3年間を振り返ってどのようなチャレンジをしてきましたか?

武安 本当に大きな転機と言いますか、チャレンジングな職場に飛び込んだとは思っています。数字の達成や事業の安定ということもありますが、介護に関する勉強は続けていこうと思っています。ただ、先輩方や他社さんから教わったことなのですが、介護のプロにはどうしたって勝てないので、そこで張り合っても意味がないと。それよりも利用者様やそのご家族、ケアマネ様から信頼してもらえるような人になるための自分磨きは必要だと思っています。

―― 今後はどのような挑戦をしようと考えていますか? 

武安 今後のチャレンジという意味では、認知症セミナーに参加したり、今は終活アドバイザーに興味があって。それこそ財産の管理とか、終活に向けてのお考えとか一緒にまとめながら最後のお住まいを探すというお仕事もちょこちょこ増えているので、終活アドバイザーの資格取得にも興味を持ち始めたところです。また、新しい活動としてケアマネの皆様へ施設選びの勉強会を開催しています。

―― 事業において武安さん個人の目標などがあれば聞かせてください。

武安 成約した件数をご相談開始した件数で割った「成約率」を意識しています。ご相談をいただいてもすべて入居していただけるわけではなく、当然ながら途中で失注してしまうこともありますが、現状その成約率が同業他社様より高いので、私のやり方で間違っていないのだなと感じています。ただ、ご相談から成約までをもう少し効率よくできるようにしたいですね。また、同じケアマネ様から再度ご相談いただける「リピーター率」に関しても同業他社様よりちょっと高いようです。それも強みにして営業エリアなども広げていければと考えています。自分のやりたいようにやらせていただいているので、このやり方を崩さずに規模を少しずつ広げていきたいと常に思っています。