
株式会社修明 取締役副社長
セキュリティ事業部長 小林龍介(写真)
はじめに
本記事は、採用特集「修明ケアリング・ストーリーズ」の一編です。「寄り添いと支援を通じて、相互に自己実現を図る」——修明が教育・セキュリティ・シニアライフの3つの事業すべてで大切にしてきた”ケアリング”の理念のもと、ここで働く人たちの考え方をお届けしていきます。今回は【セキュリティ事業部】より、取締役副社長でセキュリティ事業部長を務める小林龍介にお話を伺いました。
「いつもあなたのとなりで、一緒に考え、歩む警備会社でありたい。」——修明セキュリティが隊員に掲げている約束です。この約束を、現場のいちばん近くで形にしていくのが、内勤社員の仕事。あなたの働きが、そのまま誰かの雇用になり、生活になります。そしてその現場が、道路工事や建設、街の安全——警備なしには成り立たない、社会のインフラを支えていきます。もし今あなたが「自分の仕事の、社会的な意義を実感したい」と思っているなら、この先を読んでみてください。
20年以上、働きつづける人がいる
修明が東京・柳橋で学習塾として創業したのは、1967年のこと。警備事業を始めたのは、それから約30年後の1996年です。
学習塾を経営している会社が警備業を行う、と聞くと少し不思議に思うかもしれません。けれど修明のなかでは、この2つは別々の仕事ではなく、根っこのところでしっかりつながっています。
教育部門で培った教育スキームを警備員教育にも生かしてサービスを展開しているので、当社としてはそれほど異なる事業をしている認識はありません (小林)
人を教え、育てるノウハウを、警備員の教育に注ぎ込む。だから修明セキュリティの警備は、「人を配置する仕事」ではなく、「人を育てて、現場に送り出す仕事」です。教育の会社であることが信頼につながり、学校施設の警備をご依頼いただくこともあります。
現在、セキュリティ事業部では本社スタッフ約20名が働き、警備スタッフは約200名が登録しています(※1)。そして、この数字よりも雄弁な事実があります。勤続20年以上働いてくださる隊員がいることです。
警備業界は、人の入れ替わりが激しい業界だと言われます。そのなかで、なぜ修明セキュリティには、これほど長く働きつづける人がいるのか。小林は、会社の性格をこう表現します。
「真面目な会社です」ということはお伝えしたいですね。取引先に対してもスタッフに対しても「面倒をみる」会社だと思います (小林)
その芯にあるのが、修明が全事業で貫いてきた理念、「ケアリング(寄り添いと支援を通じて、相互に自己実現を図る)」です。お客様に対しても、働く人に対しても、途中で手を離さない。教育事業が60年かけて積み上げてきたのと同じ姿勢が、警備の現場にも流れています。
※1 2026年7月時点。
隊員一人ひとりに、最後まで向き合う
冒頭の一文には、続きがあります。

これは、きれいごとの標語ではありません。現場で実際に行われていることです。
警備業界は、業界全体で高齢化が進んでいます。修明セキュリティは、それを遠ざけるべき問題としてではなく、「高齢でも働きたい」という一人ひとりの意思として受け止めてきました。長年勤めてきた隊員が、かつては週5日働いていたのを、いまは週3日にする。年齢に応じて、働き方を調整していきます。
そして、向き合うのは仕事の中だけではありません。
体調を崩す人もいて、そんなときは自宅まで様子を見に行ったり、食事を届けたり、中には身寄りのない方などもいて病院に行くのを手伝うこともあります (小林)
もちろん、これらはすべて無償です。警備会社の仕事の範囲を、超えているかもしれません。それでも続けてきた結果、隊員のあいだには「困ったときには助けてくれる会社だ」という認識が、しっかりと根づいています。
会社が隊員に優しいから、隊員が残ってくれる。経験を積んだ隊員が現場に立ちつづけるから、警備の品質が上がる。品質が信頼を生み、仕事が安定し、その安定が、また隊員の生活を支える。修明セキュリティの強さは、この循環にあります。
だからこそ、これから仲間になる内勤の社員にも、同じ気持ちを共有してほしいと考えています。お客様を見ることと、現場で働く隊員を見ること。その両方があってはじめて、この循環は回りつづけるのです。
現場を支える、経営の仕組み
修明セキュリティの事業は、3つの仕事のつながりで動いています。
営業が、お客様から仕事をいただく。採用が、隊員を迎え入れる。管制が、一人ひとりを現場に配置する。——この一連の流れが噛み合ってはじめて、お客様の現場が守られ、隊員の雇用が生まれます。内勤社員は、このつながりのどこかに立ちます。どの持ち場にいても、その仕事は隊員の雇用と生活に直結しています。
そして修明セキュリティは、このつながりを「人の頑張り」だけで回そうとはしていません。塾がそうであったように、デジタルの仕組みで土台を支えています。
クラウド型の業務システムを導入し、営業の顧客情報や案件の状況から、採用の求人と応募の管理、管制が扱う隊員一人ひとりの情報まで、日々の業務を集約。文字どおり”使い尽くして”います。情報を属人化させず、手配や報告をシンプルにする。その狙いは、効率化そのものではありません。事務作業の負荷を減らすことで、人と向き合う時間——お客様と、そして隊員と向き合う時間を増やすためです。
新しい挑戦も始まっています。2024年6月、セキュリティ事業部は、本社がある台東区とは別のエリアに、立川営業所を開設しました。ここではスマートフォンを活用した求人や業務フローを先行して導入。実際に20代から警備スタッフへの応募が多数寄せられるなど、若い世代にも警備の仕事が届きはじめています。
こうした取り組みは、確かな結果につながっています。セキュリティ事業の売上は、いまも順調に伸びつづけています。そして2025年12月、修明は「警備・ビルメンテナンス経営研究会AWARD2025」(主催:株式会社船井総合研究所)のMVP受賞企業として表彰されました(※2)。この研究会は、業績アップに意欲的な全国の警備・ビルメンテナンス業界の経営者が、スタートアップから100億円超まで幅広い事業規模で参加する、継続的な会員制の勉強会です。伸びつづける修明のやり方が、業界の経営者たちのあいだでベストプラクティスとして認められた——つまり、この会社には確かな成長のエンジンがある、ということです。
現場が人に向き合い、経営が仕組みで支える。セキュリティ事業部は、この両輪で回っています。
※2 警備・ビルメンテナンス経営研究会AWARD2025(主催:株式会社船井総合研究所)MVP受賞。2025年12月17日発表。
社会に、なくてはならない警備を
道路工事も、建設も、街のイベントも——警備員がいなければ、始めることすらできません。警備は、社会のインフラを足元から支えるエッセンシャルワークです。実際、修明セキュリティは、国際的な陸上大会の警備を請け負うなど、高い公共性と信頼性が求められる現場を任されてきました。
そして、この仕事にはもう一つの社会的意義があります。雇用です。さまざまな事情や経歴を持つ人が、警備の仕事を通じて、もう一度社会の中で役割を持つ。修明セキュリティの営業がお客様から仕事をいただくことは、そのまま、そうした雇用の場をつくることでもあります。
近年、「人的資本経営」という言葉が注目されています。人を”コスト”ではなく”資本”として捉え、その価値を引き出すことで、企業の成長につなげていく考え方です。修明は、この言葉が生まれるずっと前から、同じことを「ケアリング」と呼んで実践してきました。人に投資し、人を育て、人が長く働ける環境をつくる。それが結果として、事業の成長を生んでいます。
この姿勢は、事業のかたちにも表れています。修明はこれまでに、同業の警備会社から事業を譲り受けたことがあります。事業を引き受けるということは、そこで働く隊員の雇用と生活、そしてお客様への責任を、そのまま引き受けるということ。修明にとってそれは、規模を広げる手段である前に、最後まで責任を持って向き合うという、ケアリングの実践のかたちです。
その成長は、これからさらに広がっていきます。
まずは立川営業所を軌道に乗せるということ。立川の次は例えば千葉や埼玉、神奈川といったようにエリアを広げることを目指したいです (小林)
修明は会社全体として、将来的に年商100億円規模の企業へと成長していくことを目標にしています。ただし、自社だけが大きくなればいい、という考えではありません。社会への貢献と事業の成長を両立させ、地に足をつけて伸びていく。エリアが広がるほど、支えられる隊員が増え、守られる現場が増えていく。ここで働くということは、その広がっていくフィールドの、起点に立つということです。
隊員と一緒に、成長できる仕事
修明セキュリティの内勤の仕事は、机の上では完結しません。営業は、お客様と向き合い、仕事をいただいてくる。採用は、応募にすばやく応え、面接から法定研修、入社後の1on1や現場研修への付き添いまで、隊員の定着に伴走する。管制は、お客様と隊員、双方の日々の窓口として現場を組み立て、人が足りないときには自分が現場に立つこともある。——どの持ち場でも、人との関わりが、いつも仕事の中心にあります。
そして、どの仕事も個人プレイにはしません。たとえば営業には、チームとしての目標はありますが、個人のノルマはありません。「この営業先には、どうアプローチしたらいいか」をチームで考え、チームで動く。仕事は個人のものではなく、会社のものだからです。内勤は少数のチームです。だからこそ、一人ひとりの動きが、事業の成長にそのまま直結します。
「未経験で大丈夫だろうか」と、不安に思うかもしれません。でも、心配は要りません。
営業や管理の経験も、警備業界の経験も要りません。入社後のトレーニングで、仕事は一つずつ身につけていけます。むしろ、異業種で積んできた経験こそが、この仕事では武器になります。実際、小林自身も、異業種の営業からこの会社に飛び込んだ一人です。
それは、建前ではありません。2024年10月、立川営業所に迎えた専従のスタッフも、警備業界はまったくの未経験でした。採用の決め手になったのは、異業種で培ったマネジメント経験と、なにより「新たな環境で自分の可能性を試したい」という前向きな姿勢。その方はいま、新しい拠点を担う立場で働いています。経歴の一致よりも、その人の姿勢を見る——それが、修明の採用です。
年齢も、遅すぎることはありません。現在の内勤チームは、40代、50代が中心です。この仕事では、人生経験を重ねた隊員たちと日々関わります。だからこそ、年齢を重ねた人の言葉や振る舞いが、そのまま信頼になります。40代、50代からの挑戦を、心から歓迎しています。
そして、挑戦を支える文化があります。
私も社長も「やらずに後悔するより、やって後悔したほうがいい」という考え方があります。失敗してもなんとかなることは任せてみるようにしています (小林)
前向きに取り組んでくれれば、最終的な責任は上司が持つ。それを言葉で伝え、行動で示す。修明は、失敗に寛容な会社です。その積み重ねの先に、任される喜びがあります。
いままで私がやっていたことが、スタッフができるようになっているのに気がついた瞬間が嬉しいですね (小林)
かつては小林自身が事前の打ち合わせから当日まで担っていた夏祭りのイベント警備を、いまでは社員が最初から最後までやり切る。そんな成長が、この職場では実際に起きています。
キャリアの広がりも、この会社ならではです。営業・採用・管制という仕事のつながりを理解し、束ねられるようになった人には、新しい営業所を任される「責任者候補」への道が開けています。どの持ち場から入っても、この道はつながっています。エリア展開という会社の成長が、そのまま、あなた自身の成長のフィールドになるのです。
では、どんな人を求めているのか。小林の答えは、驚くほどシンプルです。
「とりあえずやる」という点もありますが、真面目で素直が一番です (小林)
仕事のテクニックは、あとからいくらでも身につきます。大事なのは、わからなくてもまず動いてみること。そして、人の話をちゃんと聞けること。小林自身、スタッフと話すときは自分の作業の手を止めて、相手を見ることを心がけているといいます。人と向き合う姿勢は、この会社では上司が自ら示すものなのです。
長くつづけられる働き方
深く人に向き合う仕事を長く続けてもらうために、修明セキュリティは働く環境を整えてきました。
勤務時間は9:00〜18:00(休憩1時間)。週休2日制で、年末年始や夏季の休暇、有給休暇も取れます。産前産後・育児・介護の休暇制度も整っています。
残業の扱いを、曖昧にしません。固定残業時間を超えた分は、必ず追加で支給します。時間管理をきちんとすることは、ケアリングを掲げる会社として当然の前提だと考えているからです。
社会保険は完備、交通費は全額支給。業務用のスマートフォンとPCも貸与します。警備に関する資格(交通誘導警備業務検定2級、2号指導教育責任者など)は、取得費用を会社が全額負担し、入社後に段階的に取得していけます。
人に寄り添いつづけるには、働く人自身にゆとりが必要です。無理を一人で抱え込ませない。それが、勤続20年以上のスタッフを生んできた、この会社の土台です。
迷っているなら、まず話しに来てください
ここまで読んで、「自分にできるだろうか」と、まだ迷っているかもしれません。
でも、思い出してください。この会社が求めているのは、営業や管理が得意なことではありません。お客様からも、隊員からも、目を離さずにいられること。その気持ちさえあれば、あとは私たちと共に歩む中で、一緒になって成長していくことができると思います。
あなたの仕事が、誰かの雇用になり、生活になり、社会を支える現場になる。その手応えを、修明セキュリティで確かめてみませんか。
いきなり面接ではなく、まずはカジュアルに話すところから。あなたがどんな人で、どんな想いを持っているのか、聞かせてください。
修明セキュリティは、同じ気持ちで人と向き合える仲間との出会いを、心から楽しみにしています。